平成28年度 誠佑記念病院 病院指標
年齢階級別退院患者数
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
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患者数 | - | - | - | 10 | 36 | 104 | 221 | 374 | 332 | 70 |
当院は、循環器内科と心臓血管外科といった心疾患を中心に、他に消化器科、脳神経外科、血液透析科、内科、外科の診療を行っております。
各年齢区分別の退院患者数ですが、一般的に高齢になればなるほど医療需要が増加(病気にかかる方が多くなる)することもあり、当院においても、60歳代以降の区分で8割以上となっており、
また、比較的高い年齢区分に患者数が偏っていることには、心疾患治療を中心としている当院特有の理由もあります。日本における死因順位をみてみますと、第1位は悪性新生物(全死亡者に占める割合は28.5%)、第2位は心疾患(同15.1%)、第3位は肺炎(同9.1%)(『人口動態統計月報年計(厚生労働省、2016年)』より)となっており、心疾患が第2位となっています。心疾患で亡くなる方が多いということは、その病気に罹っている高齢者が多いということであり、当院においても、70歳代以上の方の総数が7割近い患者割合となっています。
なお、件数が10件に満たない年齢区分は、集計条件の規定により‐(ハイフン)としています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数 (自院) | 平均在院 日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081XX99X00X | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 12 | 24.75 | 21.25 | 8.33 | 84.67 | |
0400801499X012 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり A-DROP スコア2 | 10 | 15.10 | 18.71 | 0.00 | 83.90 |
※10件に満たないDPCコードは集計条件の規定により掲載しておりません。
心臓血管外科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数 (自院) | 平均在院 日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
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050050XX01110X | 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等1 1,2あり 手術・処置等2 1あり 定義副傷病 なし | 16 | 37.31 | 27.92 | 0.00 | 70.81 |
心臓血管外科では、虚血性心疾患(急性心筋梗塞、狭心症など)に対する冠動脈バイパス術、心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症・閉鎖不全症など)に対する弁置換(形成)術、動脈瘤・閉塞性動脈硬化症(胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症、ルリッシュ症候群など)に対する人工血管置換術などの外科的手術を行っています。
循環器内科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数 (自院) | 平均在院 日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
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050050xx02000x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 209 | 5.03 | 4.71 | 0 | 70.42 | |
050050xx99100x | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 158 | 3.59 | 3.06 | 0.63 | 69.17 | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 85 | 32.28 | 17.95 | 7.06 | 79.49 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 73 | 11.33 | 11.38 | 4.11 | 80.00 | |
050030xx97000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、 再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 73 | 14.32 | 13.02 | 1.37 | 67.74 |
循環器内科では、主に、虚血性心疾患(急性心筋梗塞、狭心症など)、不整脈(心房細動、上室頻拍、洞不全症候群、房室ブロックなど)、心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症・閉鎖不全症など)、それらに関連する心不全などの診療を行っています。虚血性心疾患に対するカテーテル治療件数と徐脈性不整脈に対するペースメーカー治療件数は、和歌山県下では1,2番の治療成績を残すとともに、和歌山県では限られた施設でしか行われていない、不整脈に対するカテーテル治療(アブレーション治療)を実施しています。また、当院では心臓血管外科を併設し、内科と外科の両面から患者さんに最も適切な治療を選択できる体制をしいて、治療にあたっています。
血液透析科
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院 日数 (自院) | 平均在院 日数 (全国) | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
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180040xx02x0xx | 手術・処置等の合併症 内シャント血栓除去術等 手術・処置等2 なし | 27 | 3.96 | 3.44 | 0.00 | 74.63 |
血液透析科では主に慢性腎不全に対する血液透析に関連した疾患の治療を行っています。入院の多くは透析シャント狭窄・閉塞へのカテーテル治療となっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 | 平均在院日数 | 平均年数 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 43 | 20.63 | 80.49 |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
重症度の定義について
・市中肺炎とは、「在宅で通常の社会生活をおくっている人に発症する肺炎」です。
・重症度はA-DROPスコアを用い、軽傷~超重傷の4段階で表記。
A-DROPスコア(5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点)
男性70歳以上、女性75歳以上
BUN21mg/dL以上または脱水あり
SpO2≦90%(PaO2 60Torr以下)
意識障害あり
収縮期血圧 90mmHg以下
軽傷:0点
中等症 :1~2点
重傷:3点、ただし、意識障害(ショック)であれば1点でも重症
超重傷:4~5点
不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合
脳梗塞のICD10別患者数等
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院 日数 | 平均年齢 | 転院率 |
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G45$ | 一過性脳虚血発作及び 関連症候群 | 3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - | ||
G46$ | 脳血管疾患における脳の 血管(性)症候群 | 3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - | ||
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - | ||
I65$ | 脳実質外動脈の閉塞及び 狭窄、脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - | ||
I66$ | 脳動脈の閉塞及び狭窄、 脳梗塞に至らなかったもの | 3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - | ||
I675 | やもや病 〈ウイリス動脈輪閉塞症〉 | 3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - | ||
I679 | 脳血管疾患,詳細不明 | 3日以内 | - | - | - | - |
その他 | - | - | - | - |
全項目において集計対象となる患者数(10人以上)に満たない結果となっています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
心臓血管外科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5522 | 冠動脈、 大動脈バイパス移植術 (2吻合以上) | 20 | 8.75 | 27.20 | 0.00 | 68.55 |
循環器内科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
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K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 (その他) | 192 | 1.51 | 4.01 | 0.52 | 70.18 | |
K5972 | ペースメーカー移植術 (経静脈電極の場合) | 51 | 3.45 | 10.00 | 3.92 | 81.78 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術 (不安定狭心症) | 50 | 0.28 | 7.12 | 0.00 | 70.20 | |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術 (急性心筋梗塞) | 45 | 0.00 | 14.93 | 2.22 | 70.09 | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | 31 | 0.39 | 7.81 | 0.00 | 78.55 |
血液透析科
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 | 平均 術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
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K616-4 | 経皮的シャント拡張術・ 血栓除去術 | 28 | 0.49 | 2.89 | 0.00 | 74.79 |
血液透析科では主に慢性腎不全に対する血液透析に関連した疾患の治療を行っています。入院の多くは透析シャント狭窄・閉塞へのカテーテル治療となっています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 32 | 2.78 |
異なる | - | - |
入院契機の同一性について
・医療資源を最も投入した傷病名と、入院の契機となった傷病名が同一か異なるかで判断しています。
発生率の算出方法について
・同一性の有無を区分した各症例数/全退院患者数
当院では、透析シャント狭窄/閉塞への治療が、手術処置等の合併症に集計され上記の結果となっています。
更新履歴
2017/09/27 平成28年度病院指標を公開しました。