令和6年度 誠佑記念病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

年齢区分0~10~20~30~40~50~60~70~80~90~
患者数3185180303332137

当院は「信頼される確かな医療と心温まる患者サービス」を理念として、循環器内科と血管外科といった心疾患を中心に消化器科、内科、外科の診療を行っております。
当院の患者割合は60歳以上が多く、 高年齢区分に患者数が偏っているのは心疾患治療を中心としている当院の
特徴となります。
なお、件数が10件に満たない年齢区分は集計区分条件の規定により-(ハイフン)としています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

循環器内科

DPCコードDPC名称患者数平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率平均年齢患者用
パス
050050xx0200xx狭心症・慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等
手術・処置等1なし 1.2あり 手術処置等2なし
1315.164.180%69.08
050050xx9910xx狭心症、慢性虚血性心疾患
手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2なし
953.353.074.21%70.16
050210xx97000x徐脈性不整脈
手術あり 手術・処置等1なし 1.3あり
手術・処置等2なし 定義副傷病なし
6711.709.591.49%81.16
050130xx9900x0心不全
手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし
他の病院・診療所の病棟からの転院以外
12721.5817.338.66%82.61
050070xx03x0xx頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術
手術・処置等2なし
825.544.470%65.91

循環器内科では主に虚血性心疾患(急性心筋梗塞、狭心症など)、不整脈(心房細動、上室頻拍、洞不全症候群、房室ブロックなど)、心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症、大動脈弁狭窄症・閉鎖不全症など)、それらに関連する
心不全などの診療を行っています。虚血性心疾患に対するカテーテル治療件数と徐脈性不整脈に対する
ペースメーカー治療件数、頻脈性不整脈に対するアブレーション術は、和歌山県下では良好な成績を修めております。

血液透析科

DPCコードDPC名称患者数平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率平均年齢患者用
パス
110280xx03x0xx慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・
慢性腎不全・内シャント血栓除去術等
手術・処置等2なし
252.563.820%76.92

血液透析科では主に慢性腎不全に対する維持透析に関連した疾患の治療を行っています。入院の多くは
透析シャント狭窄・閉塞へのカテーテル治療となっています。
件数が10件に満たない区分は集計区分条件の規定により-(ハイフン)としています。

内科

DPCコードDPC名称患者数平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率平均年齢患者用
パス
0400802499x0xx肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)
手術なし 手術・処置等2なし
2623.1916.407.69%87.88
100380xxxxxxxx体液減少症1427.7117.940%84.15

高齢者の緊急入院を要する内科疾患にも対応しています。
件数が10件に満たない区分は集計区分条件の規定により-(ハイフン)としています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発再発病期分類
基準(※)
版数
StageⅠStageⅡStageⅢStageⅣ不明
胃癌
大腸癌
乳癌
肺癌
肝癌

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

全項目において集計対象となる患者数(10人以上)に満たない結果となっています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数平均在院日数平均年数
軽症
中等症2824.8682.89
重症
超重症
不明

重症度の定義について
・市中肺炎とは「在宅で通常の社会生活をおくっている人に発症する肺炎」です。
・重症度はA-DROPスコアを用い、軽傷~超重傷の4段階で表記。
A-DROPスコア(5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点)
男性70歳以上、女性75歳以上
BUN21mg/DL以上または脱水あり
SpO2≦90%(PaO2 60Torr以下)
意識障害あり
収縮期血圧 90mmHg以下

軽傷:0点
中等症:1~2点
重症:3点 ただし意識障害(ショック)であれば1点でも重症
超重傷:4~5点
不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合
なお、件数が10件に満たない重症区分は集計区分条件の規定により-(ハイフン)としています。

脳梗塞の患者数等

発症日から患者数平均在院日数平均年数転院率
3日以内
その他

全項目において集計対象となる患者数(10人以上)に満たない結果となっています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

循環器内科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用
パス
K5493経皮的冠動脈ステント留置術
(その他)
952.403.750%68.51
K5951経皮的カテーテル心筋焼灼術
(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの)
751.253.610%66.37
K5972ペースメーカー移植術
(経静脈電極の場合)
502.269.922%81.28
K5491経皮的冠動脈ステント留置術
(急性心筋梗塞)
36019.365.56%69.14
K5492経皮的冠動脈ステント留置術
(不安定狭心症)
320.1310.313.13%68.66

循環器内科で多いのは急性心筋梗塞・狭心症に対するカテーテル治療です。次に多いのは頻脈性不整脈に対する
アブレーション治療です。
年々手術数が増加傾向にあります。
徐脈性心房細動に対するペースメーカー治療も多く行っております。

血液透析科

Kコード名称患者数平均
術前日数
平均
術後日数
転院率平均年齢患者用
パス
K616-41経皮的シャント拡張術・血栓除去術
(初回)
2003.950%74.10

血液透析科では主に慢性腎不全に対する維持透析に関連した疾患の治療を行っています。入院の多くは
透析シャント狭窄・閉塞へのカテーテル治療となっています。
件数が10件に満たない区分は集計区分条件の規定により-(ハイフン)としています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC傷病名入院契機症例数発生率
130100播種性血管内凝固症候群同一
異なる
180010敗血症同一
異なる
180035その他の真菌感染症同一
異なる
180040手術・処置等の合併症同一483.93%
異なる

件数が10件に満たない年齢区分は集計区分条件の規定により-(ハイフン)としています。

医療の質指標

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数
(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率

当院は当該対象の手術を行っておりません。

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数
(分母)
血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
693449.28%

昨年度より実施率増加です。更なる実施率を上げるよう努めます。

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数
(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
953840%

昨年度より実施率増加です。更なる実施率を上げるよう努めます。

転倒・転落発生率

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
15472523.3%

転倒転落を100%防ぐことは困難です。ですが積極的に予防策を講じて最小限にするよう今後とも取り組んでいきます。

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数
(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率

3b以上の事故の発生はなく良好な結果となりました。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率

件数が10件に満たない年齢区分は集計区分条件の規定により-(ハイフン)としています。

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数
(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率

d2以上の褥瘡の発生はなく良好な結果となりました。

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
90358564.78%

栄養士の早期介入を促進していきます。

身体的拘束の実施率

退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
154728925.77%

身体拘束を0にするのは安全を守るうえで必要なこともあり困難なことです。ですが身体拘束チームを中心に
院内全体で最小化できるよう取り組んでいきます。

更新履歴

2025/9/30 令和6年度病院指標を公開しました。