本年4月に誠佑記念病院に赴任しました。上野理事長、友渕病院長、西岡副院長をはじめ職員の皆様とともに、病院の理念である「信頼される確かな医療と心温まる患者サービスの提供」を実践してまいりたいと思います。
私は、和歌山県立医科大学を卒業後、心臓血管外科医として40年務めてまいりました。これまでの経験を活かして「心臓病なら誠佑記念病院」と言っていただける評価をさらに高めるよう努力したいと思います。
2001年以来17年間務めた県立医大では、教育、研究、診療が三本柱でしたが、誠佑記念病院では医学生や研修医を指導する機会はあまりなく、診療に専念することになります。最近、心臓外科治療においては“ハートチーム”の重要性が強調されます。80歳以上の高齢者の治療が当たり前になった現在、内科治療、外科治療の選択や術前術中術後の管理などチームで考えることが重要です。
誠佑記念病院には優秀な循環器内科医が多くいて、外科との垣根も低く、人工透析やリハビリテーション、消化器疾患、脳神経外科など他科診療やメディカルスタッフが充実していることで、最適の治療を提供できる環境にあります。皆様に地域の中核病院として信頼していただけるよう微力ながら力を尽くしますので、よろしくお願いいたします。
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